2011年 5月 7日(土) ハライド(908m) 【朝明ヒュッテ前より北尾根】

天候:曇りのち晴れ
朝明ヒュッテ前P(10:35) ⇒ 林道終点(10:50) ⇒ co700m展望地(11:22〜32)
⇒ △ハライド(12:23〜13:33) ⇒ co700m展望地(14:04〜12) ⇒ 
林道終点(14:31) ⇒ 朝明ヒュッテ前P(14:43)

                                            ※コースタイムには撮影&小休憩を含みます。


 GW前後の狙い目と言えば、やっぱりアカヤシオ。この日はサークルの引率役として、7人のメンバーと
共にハライドを目指した。今年は居残り寒波のおかげで、一週間ほど開花が遅れている。
 花見山行のタイミングとしてはドンピシャだけど、天候はあいにくの空模様。遅れてきたメンバーを待つ
間には、しとしとと小雨が降り出してくる始末だ。それでも午後からは晴れマークが並んでいるので、かな
り期待できそうだ。



 静岡ナンバーの大型バスが停まる500円駐車場を出発したのは10時半過ぎ。ちょうど小雨も収まって
きた。見返り橋を渡ってすぐの林道へ入ると、薄暗い空をバックに芽吹きだしたばかりの新緑が迎えてく
れた。今日は山デビューの初心者さんもいるし、何とか晴れてほしいものだ。



 崩壊跡が痛々しい腰越谷右岸の林道を詰め、道標に導かれて左手の山腹道へ入ると、早速ミツバツツ
ジが鮮やかな色合いで目を楽しませてくれる。整備された登山道は花崗岩質なので、雨上がりでも泥んこ
状態にならないのがうれしい。



 北尾根の新ルートはさほど急登も無いが、初心者さんにはやはり厳しいようで、ペースはなかなか上が
らない。まあ急ぐ旅でもないので、彼女が無事山頂を踏めることを祈りつつ、徐々に高度を上げていく。



 co700m付近の展望地で休憩をはさんだ先では、待望のアカヤシオが可憐に咲いていた。感覚的に
は樹林にのぞくハライドの山頂直下が開花のピーク。



 北尾根の前半部は展望に乏しいが、ここまで来れば背後には釈迦の雄大な姿が広がり、その左手に
は金山や水晶岳のピークが連なる。足元にはタテヤマリンドウも…これは下山時に撮影することにしまし
ょうかね〜。



 ペース配分に気を使いながらも、何とか全員揃ってハライド山頂に到着!あれれ、また青看板が増設さ
れてるじゃん。昨年秋に訪れた時は一番上の1枚だけだったのに。。。ハライドと言えば、かつては大岩
に書かれた赤ペンキの下手くそな文字こそが山頂の印だったのに。



 さてさて、気になるアカヤシオは???腰越谷の源頭部を見る限り、タイミングはぴったりだったようで。
そこから県境稜線に向かって延びるヤシオ尾根は、この日から約一週間が見ごろのようだ。



 各自思い思いの場所でランチを広げ、展望を楽しんでいるうちに天候もかなり回復してきた。さっきまで
ガスに包まれていた鈴鹿北部の山々もバッチリ。あちらのカタクリも気になるところだが、今年はどうなん
でしょうね〜。



 初心者主体の山行だけに昼食の後は、ちょっぴりお勉強タイム。スパッツの装着方法、ザングツの選び
方などなど…少しは参考になったかな〜。
 山頂でまったりと過ごした後は、目星を付けていたタテヤマリンドウをパシャ!行きは気付かなかったポ
イントにも咲いているところを見ると、天候の回復と共に一気に花開いたようだ。



 先頭を元気いっぱいの“隊長”に任せ、ひとり部は最後尾で自然を楽しみながら下山。かなり標高の高
いところでも、徐々に緑の新芽が見られる。花粉症も収まったし、ありがたい季節だなぁ。



 こちらは腰越谷右岸に新設されたばかりの堰堤。自然災害を思うと致し方ないけれど、どれだけの木々
が切り倒されたことか…。どうせ10年もすりゃ堰堤内は土砂で満タンになりますよ。もういりませ〜ん!



 無事駐車場に戻ってきたのは14時43分だが、まだまだ駐車場は車でいっぱい。行き先は釈迦?愛知
川?雨乞?それとも国見?皆さんGWをしっかり堪能されてますね〜。

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