2008年 4月 6日(日) 茶野(938m) 【鞍掛橋より桜峠】

【天候】晴れ
鞍掛橋(8:40) ⇒ 桜峠鉄塔(10:25〜10:35) ⇒ 
△茶野(10:50〜11:20) ⇒ 桜峠鉄塔(11:35) ⇒ 希望荘(12:55)
                            
                                            ※コースタイムには撮影&小休憩を含みます。

 御池岳から鈴北岳、鈴ヶ岳と続く尾根の先にあるピーク・茶野。素晴らしい展望が広がる山ということで以前から気になっていましたが、3月下旬に鞍掛峠が開通したこともあって、ようやく登頂のチャンスがやってきました。
 この日のルートは国道306号・滋賀県側の鞍掛橋近くから鉄塔巡視路を経て桜峠まで詰め、県境稜線を歩く最短路です。
 左の写真は、取り付き地点から御池谷の林道方面を写したものです。
 茶野へ向かう取り付きは、この「火の用心」の看板がぽつんとあるだけ。他のサイトで確認したからいいものの、普通ならまず分かりません。
 スタートからいきなりの急登です。写真の辺りはまだ大丈夫でしたが、踏み跡は非常にあやふやだし、テープ類もまばら。また、鉄塔巡視路とはいえ、階段の類もありません。ルートを外すまいと、自然と神経が研ぎ澄まされていくのがよく分かります。
 そんなとき、偶然見つけたのがコレ⇒
 イノシシの足のようですが、足首より上部は骨だけという、何とも奇妙なブツでした。
 鹿よけのテープでぐるぐる巻きにされた植林帯、そのテープの色はエリアごとに紫、白、青とあって、人工的な景観が続きます。そんな中、傾きかけた鉄の橋が設けられていました。
 一応、ルート上には鉄橋が1本、木橋が2本あるようですが、行きは2本しか通過せず…薄い踏み跡のせいで、幾度となくルートを外してしまったんですねぇ、これが(笑)。
 谷沿いは結構な荒れ方です。しかし、よく見るとフクジュソウが所々に咲いていました。
 甲No.5と呼ばれる最初の鉄塔から。この辺りまで来ると国道306号が良く見えます。ここでは5分ほど休憩しました。
 その後、次の鉄塔までは10分ほどで到着しますが、どちらの鉄塔も正規ルートへの取り付きが分かりづらいのが難点です。
 2本目の鉄塔を過ぎると、ルートはますます不明瞭に。よく似た景色の植林帯は続き、ルートを外し気味に登りますが、高所へ登れば鈴ヶ岳〜茶野の稜線に当たるだろうと、歩きやすい場所を選んで淡々と斜面を詰めていきました。
 時折現れる「火の用心」の看板。正規ルートにいることを教えてくれる心強い存在です。。
 この時季、御池や鈴北はかなりの残雪があるようですが、こちらにも少々残っていました。
 ここでは、残雪上をトラバースしましたが、スパッツ未装着はいけませんね。腐った雪にはまり込むと、わずかな雪がザングツと靴下の間から侵入してしまいます。
 それほど期待していなかったフクジュソウにも出会えました。春ってことで、とりあえず押さえておきましょう、パシャ!
 もしかしたら密集度は、藤原方面にも負けていない?と思うほどの群落でした。まさに「足の踏み場もない」光景です。
 このあたりは、ずっと山腹をトラバースして行くのが正しいルートのようです。上を目指したい気持ちを抑えて抑えて。。。
 相変わらずルートを外しながらも、ようやく桜峠の鉄塔が見えてきました。
 残雪は少ないものの、足元はかなり水気を含んでいて、最後の急登ではもう少しで「泥んこ大会」になるところでした。
 桜峠直下から背後を振り返ると箱庭のような国道306号が一望できます。「なんちゃって山岳部」のT隊長いわく、かつてはダートだったそうで。。。
 残念ながら記憶がありません。
 少し登って、今度は右前方をパシャ!ようやく植林帯から解放されて、続くは二次林歩きです。
 桜峠までの所要時間は休憩込みで1時間45分。かなりのんびりペースですが、この気ままさがソロの魅力ですねぇ。
 桜峠から938m独標までは開放的な稜線を進みます。こちらは尾根芯さえ外さなければ、どこでも歩けます。
 938m独標を抜けると、左前方に茶野のピークが見えてきます。目を凝らして見ると…おっ、誰もいません。朝通ってきたコグルミ谷や鞍掛峠の満車の駐車場に比べて、この違いはなんだ???
 石灰岩が散らばった山頂では、360度の大展望をひとり占め。風も穏やかだし、ゆっくりとしたいところですが、どうも下山時にもルートを外しそうで、気分が落ち着きません。
 まあ、これだけ慎重なら逆に大丈夫なのかもしれませんが(笑)。
 天候は晴れなのに、遠景はガスっていました。こちらは、御池川方面を少し望遠で狙ったもの。結構山深いですね。
 岐路の稜線は、こんもりとした鈴ヶ岳を正面に眺めながら歩きます。なかなか優雅な山容です。
 慎重なルートファインディングが功を奏したのか、下山はほぼ忠実に正規のルートをトレース。無事下山することができました。
 登山口付近では、フキノトウが温かく迎えてくれました。

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